エリザベス女王杯のマリアライト連覇の可能性

エリザベス女王杯に出走するマリアライトに連覇の可能性はあるのだろうか。予想オッズを見る限り1番人気押される可能性が高い。昨年もオールカマーからの参戦となったが同じくパッしない内容だっただけに臨戦過程は気にすることはなさそうだ。宝塚記念では時計のかかる馬場で牡馬を粉砕しており今ナンバーワンの牝馬であることに間違いはない。エリザベス女王杯の傾向として牡馬と対戦してきた馬は無条件に買いのジンクスがある。牡馬対戦なら負けたとしても十分な価値を秘めていると考えるのが妥当だろう。父ディープインパクトは京都競馬場との相性が良く近年は特にそのデータ傾向を強めている。母系は凱旋門賞2着エルコンドルパサーが入るなど地力優れた配合であり兄弟もみな活躍している馬ばかり。リアファルも菊花賞3着に好走するなど能力の高さは裏付けられている。

しかし、それだけでマリアライト連覇が濃厚ともい切れないのが実情だ。前走後に蛯名ジョッキーは妙に大人しいと発言し闘争心のなさを指摘している。もし、走る気をなくしているのであれば連覇どころか好走圏内に入ることさえ難しくなる。繊細な牝馬は能力を維持する方が珍しく短期間に走らなくなるケースは珍しくない。G1を幾つも勝ちながら今は惨敗を続けているメイショウマンボのように突然に燃え尽きるということが実際にあるのだ。そうなると巻き返してくる可能性は低くなってしまう。こればかりは走らせてみないと分からないだけにそこがリスクと言えばリスクだろう。

とはいえ昨年と似たようなメンバーになりそうなことから脅威になりそうな馬は見当たらない。エリザベス女王杯を連覇したのはアドマイヤグルーヴと外国馬スノーフェアリーだけでそう簡単に連覇できるものではなく波乱がおきやすい舞台を考えると何か伏兵にやられる可能性は十分に考えられる。そのあたりの難しさだが対抗馬はミッキークイーンだろう。同じディープインパクト産駒でオークスと秋華賞を勝った二冠馬である。この馬は調整が遅れて本番ぶっつけになるが十分に仕上がっているのなら連覇を阻止する可能性は高いはずだ。

人気2頭にも死角があるため、その他の馬にもチャンスはある。まずは最終追い切りをしっかりと見て好調なのかを判断したい。他にもディープインパクト産駒がでてくるだけにしっかりと相性の良い血統を吟味して高配当につなげていきたいところだ。馬券は下手に軸馬を作るよりもボックス馬券の方がいいかもしれない。穴馬なら単勝で攻めてみるのもありだろう。3連単は難しいが高配当を狙いたいのならあえて穴馬を軸にして手広く買うのも面白い。100万馬券を目指せるG1レースに賭けてみるか!?

エリザベス女王杯の予想データ傾向 - @エリザベス女王杯

   

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